システム障害を回避する
本番稼働前のテスト自動化なら
現新比較テスト自動化ソリューション
新システムの公開前に、機能・性能の検証、不具合解消を確実にして、
「本番稼働後の安定化ではなく、安定化後の本番稼働」を実現します。
PerfecTwinとは?
PerfecTwinは、現行のITシステム(本番環境)で発生する実際のトランザクションをキャプチャし、開発中の新システムに、その同じトランザクションで本番環境同様の処理を発生させることによって、質・量ともに十分な、本番公開と同条件でのテストを実現する「現新比較テスト自動化ソリューション」です。
★特許登録済(特許第7069500号)
現状の課題
従来のテスト方式と課題
大規模な基幹システムやERPシステム、ITインフラの更改において、企業のBCPにも影響するほどの大規模なシステム障害が頻発しています。
ITエンジニアの人材不足やスキル不足、開発や運用でのミスの発生、プロジェクトの予算不足など、原因は多様ですが、1つの大きな要因として、システム更改時の最終判断となる受け入れテスト*を含む、本番稼働前後のテストを、人が作業している ことが挙げられます。
*UAT(User Acceptance Test)
ソフトウェアテスト工程
性能テスト / 回帰テスト / 受け入れテストの課題
これまでは、人が作成した「質的に十分といえない」「量的に不十分な」テストケースとテストデータによって、「人がテストする」方式が一般的であり、システム更改の前後に障害を発生させることがありました。
人が経験則で作成する
「不完全なテストケース」
サンプルまたはランダム抽出による
「不十分なテストデータ」
テストの「質」に課題
反復実行を制限する、人の手作業に起因する
「時間とコストの制約」
外部接続テストでの、接続先の制限・制約による「テスト実行の限界」
テストの「量」に課題
更改の意思決定
機能テスト性能テストの現新システム比較
テストが十分といえる基準が不明瞭
新システムの「稼働判断基準と意思決定」に課題
PerfecTwinは、人が手作業で行うテストにおける「質」「量」「稼働判断」といった課題を、
「本番トランザクションを使用したテスト自動化」で解決します。
製品概要
PerfecTwin【概要】
現新比較テスト自動化ソリューション「PerfecTwin」は、現行システムからキャプチャされた「本番トランザクション」で、新システムの本番稼働前のテスト(受け入れテスト等)を自動で実行するシステムです。
新システムの稼働前に、十分な量の「本番データ」でテストすることによって、本稼働時のシステム障害の削減、テストの効率化、開発工数全体の圧縮に役立ちます。
PerfecTwinは、新システム公開やインフラのマイグレーション、組み込みシステム開発など、これまで不完全だった本番稼働前後のテストでの質的・量的な限界を、本番トランザクション基盤の自動テストにより解決します。
PerfecTwin【10の特長】
本番稼働前テストの自動化
現行システムからキャプチャされた本番トランザクションで、新システムでの本番稼働前テストを、自動で実行
外部連携テストの効率化
外部システムとの物理的な接続がなくても、実際の外部機関の役割を果たします
現新システムを自動比較
自動実行したテスト結果を、現行システムとリアルタイムで自動で比較
性能テストの自動化
本番トランザクションの大量アクセスにより、新システムの性能を検証
課題点の自動抽出
失敗した処理とトランザクションから、課題点を自動で抽出します
不具合対応の効率化
特定トランザクションを抽出または再現し、繰り返しの自動検証を可能にします
本稼働判断の適正化
「定量的な検証数値」で、本番稼働の判定基準を提供します
テスト工数の削減と漏れの防止
テストケースの作成不要
現行システムへの影響なし
現行システムを変更する必要はありません。
また、現行システムへの負荷もありません(方式により、ごくわずか)
世界6ヶ国で特許登録。独自のテクノロジー
日本(特許第7069500号)、韓国、アメリカ、ドイツ、インド、中国など、世界6ヶ国で特許を登録
PerfecTwin【動作フロー】
【例】ローン審査業務システム
現行システム上で、ユーザーまたは対外機関が業務中に発生させた実取引を、新規システムに自動的に再現し、新規システムの機能と性能を検証する場合の一連の流れを、金融機関のローン審査業務システムを例として図解します。(新システムの本稼働前に、実際のトランザクションによって稼働後の状況をシュミレーションし、正しく稼働できることをテストします)
― PerfecTwin適用の仕組み ―
PerfecTwinが選ばれる理由
高まる必要性
メジャーERPシステム等の本番稼働におけるシステム障害が多発。システム更改前後のテスト方式見直しが迫られる
実績と信頼
LGグループ企業で開発され、大手銀行や大手企業での多数の実績とノウハウを保有し、SAPバージョンアップにも対応する
オンリーワンソリューション
新システム更改やインフラ移行時のテスト自動化領域で、オンリーワンのソリューション(日本を含む世界6カ国で特許登録)
PerfecTwin【活用領域】
システム開発
システムインテグレーション
新システムの本番稼働前に、稼働品質を可視化し、品質を確保。潜在的な結果のほとんどを検知。SAPバージョンアップにも有効
システム運用
システムマネジメント
変更したプログラム・サービスの正常動作を確認。更改していないプログラム・サービスの正常動作を確認
インフラ更改
マイグレーション
本番稼働前に、新インフラ環境での機能と性能の品質を可視化し、潜在的な欠陥のほとんどを検知。判断基準と根拠を提供
インフラ更改
クラウド移行
本番稼働前に、クラウドに移行する機能と性能の品質を可視化し、潜在的な欠陥のほとんどを検知。判断基準と根拠を提供
導入事例
韓国銀行 様
会計決済の老朽化したメインフレームやCobolベースのITインフラを、Unixや JavaベースのITインフラにリプレイス。
十分な外部機関連携テストを実施することで、安定移行を実現した。
新韓銀行 様
次世代バンキングシステムの構築を通じて、利便性・安定性などを向上させる、3年以上に渡る大規模なプロジェクト。
コアバンキングAPに流入する特定取引の大量実取引を対象として、AS-ISとTO-BE間の応答コードを比較し、安定した新システムの公開を実現した。
LG化学 様
SAP PI 7.5のバージョンアッププロジェクトにおいて、様々な関数や関連サービスなどで、効率的で反復的なテストを実現し、新システムの機能向上を実現した。
NH農協カード 様
次世代システムにおける、本番トランザクションの大量再現検証(455の外部機関から流入する1日1千万件の大量カード承認取引)において、大量検証の繰り返しによって、稼働後1週間以内に安定化を達成した。
Korea Post
Information Center 様
個別、断片的に運営されていた既存大規模システムの移行における大量検証の実施と、段階的な稼働開始の実現した。
Kyobo Life 様
保険加入に関する膨大な情報を管理するシステムにおいて、大幅なテスト工数削減とエラーのない本番稼働を実現した。
LG U+ 様
テスト自動化による テストカバレッジ拡大および品質向上と、十分な回帰テストにより潜在的障害の早期排除を実現。
S&I Corp 様
既存システムのパブリッククラウド化において、計 2,100 サービス、450万トランザクションの移行テストを実施し、機能と性能の十分な結果を獲得した。
CJ FRESHWAY 様
主要業務のクラウド化プロジェクトで、機能検証・性能検証ともに99.0%以上の成功実績で、安定した移行を実現した。
よくある質問
※FAQの表記について、下記の表現を用いて記載しています
AS-ISシステム:現ITシステム(本番システム、または既存のシステム)、TO-BEシステム:新ITシステム(開発中システム、または未公開のシステム)
金融と公共機関の適用事例が多いのですが、特定の業種・業界・業態に特化したソリューションですか?
PerfecTwinは、汎用的な「現新比較テスト自動化ソリューション」で、製品の利用には、業種・業界・業態や、規模や利用期間も問いません。
ただし、金融業界や公共機関では、大量のデータ検証、システムの安定化、テストの工数削減などが求められるため本製品の利用メリットが高く、製品特徴や自動化の観点から、利用実績が多くなっています。
どのような原理で、テスト検証やデータ比較を行うのでしょうか?
PerfecTwinは、AS-ISシステムの実トランザクション(ユーザーとシステム間で送受信されたデータ)を、TO-BEシステムのテストデータとして活用し、本番稼働以降の正常動作を事前検証するソリューションであり、本番稼働判定の意思決定を支援します。
使用するトランザクションは、既存ITシステムのリクエストとレスポンスデータをキャプチャして使用します。
外部機関との連携テストが、実際に接続されていなくても実施可能な理由を教えてください
PerfecTwinは、AS-ISシステムの実トランザクション(ユーザーとシステム間で送受信されたデータ)をテストデータとして活用し、TO-BEシステムの稼働前に、本番稼働後と同様のテスト(稼働シミュレーション)を行うこと実現します。
外部連携テストもそれと同様に、対外トランザクション(AS-ISシステムと外部システム間で送受信されたデータ)を使用して、PerfecTwinが外部システムの役割として、TO-BEシステムとの間でのテストをサポートすることで、外部連携テストと同様の動作検証実現します。
テストシナリオが不要というのは、どういう意味ですか?回帰テストの場合でも同様ですか?
PerfecTwinは、AS-ISシステムの実トランザクション(ユーザーとシステム間で送受信されたデータ)をテストデータとして活用し、TO-BEシステムの稼働前に、本番稼働後と同様のテスト(稼働シミュレーション)を行うこと実現します。
そのため人為的に作成したテストシナリオ / テストデータが不要となります。
マッピングとは何の機能ですか?どのような場合に必要ですか?
AS-ISシステムとTO-BEシステム間で、現新システムの処理プロセスを、自動テストの比較対象として紐づける作業です。状況により、1:1、1:N、N:1に対応可能で、現新システム間での仕様変更(機能の追加削除、機能/仕様の統廃合など)があった場合に使用します。
どのように性能検証を行いますか?また、従来の性能テストツールとの違いは何ですか?
AS-ISシステムとTO-BEシステム間で、同じトランザクションでのリクエスト/レスポンスタイムを比較することで、現新システム間の性能を比較します。また、同トランザクションにて最大4倍までの処理テストを行うことができ、過負荷状況のテストも可能です。
既存製品との最大の違いは、事前に作成したテストシナリオ/データではなく、実トランザクションを活用した本番公開後のシミュレーションと、テストの機能を併せて備える部分です。
パケットキャプチャの代わりにログを利用して再現が可能と聞きましたが、どのようなログが必要ですか?
File形式またはDBに保存されている入出力トランザクションの電文ログが必要です。
※暗号化されている場合は、復号化が必要です
サポートするプロトコルは何ですか?
PerfecTwinは、以下のプロトコルに対応します。
・HTTP WebアプリケーションのHTTP1.0以上
・TCP 固定長方式のTCP電文
・ATMI Tuxedo、Tmaxクライアントプロトコル
インストールするためのサーバー等、必要な仕様を教えてください
PerfecTwinをサーバーにインストールする場合は、以下の仕様をご参照ください。
・Windows Windows Server 2008、Windows 7以上
・Linux 2.6.0以上
・UNIX(AIX) 5.3以上
・UNIX(HP-UX) 11iv3以上
・UNIX(SunOS) 10以上
テストに本番トランザクションを使用するにあたり、個人情報の扱いを教えてください
実トランザクションの利用は、個人情報参照できないようにマスキングを行った上で、テストに使用します。個人情報処理そのものがテスト項目となる場合は、お客様のポリシーに従い作業を行います。
導入費用はどれぐらいがですか?また、料金体系を教えてください
標準料金体系(トランザクションの数および期間)がございますが、お見積につきましては別途お問い合わせください。
本製品の利用を検討する場合、どのタイミングでの検討が有効ですか?
PerfecTwinは、実取引データによる、本番稼働前に現新比較する自動検証ソリューションなので、TO-BEシステム開発段階の後半(システムテスト、受け入れテスト、運用テスト、並行稼働テスト)での外部連携テスト、性能テスト、負荷テスト、回帰テストなどでの適用が見込まれます。
したがって、開発の計画時点、または開発スケジュール前半までに、本製品のPoC(Proof of Concept)および導入検討を行っていただくことを推奨いたします。
本製品のPoC(Proof of Concept)またはトライアルを希望する場合、必要な手続きを教えてください
下記のお問い合わせフォームより、「PoCまたはトライアル希望」の旨を記載の上、お申し込みください。
お知らせ
お問い合わせ
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